ドバトのヒナが死んでいた。。。
昨日、無事をお伝えしていたドバトのヒナだが、今朝、亡くなってしまった。
今朝も妻と、昨日は雛が無事で、親鳥とも会えて良かったねえと話していた。
もう必要がないと、ダンボールと新聞紙で作った即席の巣を片付けていたときだった。ベランダに使わなくなった自転車をおいているのだけど、その影に何かがある気がした。よく見ると、昨日隣家のバルコニーに消えていったはずのドバトのひな鳥が小さくなって死んでいた。ちょうど前日に置いていた巣箱ダンボールなどの影になっていて室内からでは戻ってきたことがわからなかったようだった。
冷たく軽くなったヒナをそっと新聞紙に包んで、家族で近所の公園まで行き、人の行かなそうなところに穴を掘って埋めた。
ヒナを拾い上げるとき、となりのベランダを少し覗き見ると、何事もなかったかのように毛布が干されていた。
たしかにドバトはどこにでもいる。そして、人間から見たら、自分の領地に侵入してきてフンをしたり、時にはうるさく鳴き続ける、害虫と考える人もいるだろう。ただ、自分からハトを追い出しておいて、その始末もせず、のんきに毛布を干す、その隣人の無神経さに無性に腹が立ち、やるせない気持ちになった。
僕たちにはひな鳥を完全に保護して動物病院に預けて巣立つまで見守るという選択肢もあったし、実際昨日親鳥が迎えに来なければその選択をしていたと思う。
でも、昨日、ひな鳥が一晩耐え抜いて、翌朝会えた親鳥から餌をもらっているのを見て、親子揃ってよちよち歩いて隣家のベランダに消えていったのを見て、動物病院に預けるより良かったと思った。
その選択も次の日に間違っていた事になってしまった。
そう考えると本当に悔しい。
Cover photo by Martino Pietropoli on Unsplash